子どもの利き手 見分け方
左利きでも矯正はしない
日本人はほとんどの人が右利き。
子どもが左利きだった場合、右利きへ矯正するか悩みますよね。
我が子は左利きです。
しかし矯正するのはやめました。
それはなぜか。
夫が幼い頃に右利きへ矯正され、その時につらかったので、自分の子どもはそのまま育てたいと言ったからです。
0歳の赤ちゃんで左利きが判明
左利きに気がついたのはいつか、というと生後8ヶ月ぐらい。
お座りが安定し、ハイハイしている時期でした。
ある日左手でボールを掴んで投げ、それが何度か続きました。
あれ?左手使ってる?
でも右も使ってる、気のせいか。
その後できることが増えても、あまり右手を使わなかったです。
左利きは遺伝?
夫が幼い頃に右利きに矯正されたのですが、遺伝なのか?といえば「言い切れないけど、多少はあるかも」という感じです。
両親の利き手の組み合わせと、子どもの右利きの出現頻度
・右利きの父×右利きの母の場合・・・88パーセントの子どもが右利き
出典元:日本左利き協会 参考文献:「かくれた左利きと右脳」坂野登,青木書店,1982年
・右利きの父×左利きの母の場合・・・73パーセントの子どもが右利き
・左利きの父×右利きの母の場合・・・79パーセントの子どもが右利き
・左利きの父×左利きの母の場合・・・60パーセントの子どもが右利き
こちらの割合を見るとわかりますね。
後天的な環境(親が左利きだと、影響を受ける)など、両親が右利きよりは、どちらかが左利きの方が確率は高めと考えるのがいいのではないでしょうか。
赤ちゃんの頃は分かりませんが、手を使うことが増えると見分けがついてきます。
右利きに矯正することの影響
そして頭をよぎるのが右利きに矯正するかどうか。
我が家は矯正しないことにしました。
夫が実体験で感じたことが決め手ですが、大人になってもそれを覚えています。
左手を使ったら怒られた。使いづらいのに、右手に矯正されて辛かった
相当なストレスがかかっていたとのこと。
矯正しきれていない部分も生活の中に見えます。
- 改札では手をクロスしてタッチ
- ガムテープは右から左へ貼る
など。
利き手の重要度が、人格形成にどれほど影響しているのかはわかりませんが、私自身、夫と生活を共にしていると問題があると感じる場面が多々あります。
- 非常に不器用
- 思考回路が人とずれている
- 伝達能力が低い
本人の性質的もあるかもしれませんが、矯正されたことで、何か脳に影響でもあったの?と疑問に思うもあります(あくまでも主観です)
子どもに注意することが増えれば、自分自身にも大きなストレスになるのが目に見えています。
箸の持ち方や食事のマナーだけでも根気がいるのに、利き手の矯正まで無理だ
左手を使わない!と怒ってる自分なんて想像するだけで嫌ですよね。
左利き用の文具や道具
今は10人に1人ぐらいが左利きでしょうか。
クラスにも数人はいますよね。
- スプーン・箸など
- ハサミ・包丁
- 鉛筆
- ボールを投げる
- ボールを蹴る
- バッド・ラケット
最近は左利き用の道具類も充実していますから、必要なものは買ってあげるつもりです。
幼稚園では「左利き用の物を用意してください」と言われ、購入しました。
ハサミや箸など生活に密着したアイテムは買っておいて損はないです。
他にも
- 彫刻刀
- 定規
- 調理用包丁
年齢に応じて使える道具も増えてきますから、必要なら買い足しましょう。
劣等感を抱く可能性がある
ハサミは必須アイテムですよ!
幼い頃は、右利き用ではうまく切れません。
そうなると
うまく切れない=自分はできない、下手なんだ
と、自信をなくすような言葉を言うようになりました。
幼いので道具が合ってないから切れないという事が認識できないのです。
しっかり合うものを買ってあげた方がいいね
道具が合わないせいで、劣等感を持って欲しくないし
右利きの人が、左利き用の道具をずっと使うと考えると、大人だって嫌ですよね。
左利きの子の性格
我が子は穏やかなタイプです。
しかし猛烈な負けず嫌い、という部分も持ち合わせています。
天才肌だ、いや、アーティストになるかも
周囲からは色々と言われますが、いたって普通の子どもです。
残念がながら、何か特別な能力も感じることなく元気に育っていますね。
左利きのメリットとデメリット
メリット
- スポーツなどで役立つかもしれない
- 印象に残る
- 食べる時手がぶつからない(小さいメリット… ^^;)
メリットはやはり少し印象に残る、という部分でしょうか。
子どもの頃は左利きってなんかカッコイイ!って思いましたよね。
スポーツなどは、役立つ事もあるかもしれませんが、実際の生活ではデメリットの方が多いかもしれません。
デメリット
- 劣等感を感じる可能性がある
- 左利き用の道具は高い・売ってない
- 生活しづらい部分がある
文字を書くことも、左利きの子は想像している以上に大変です。
また日常生活で使うものは、ほとんどが右利き用に設計されているので、いたるところで生活しづらさを感じるかもしれません。
ビュッフェなどのスープで使うような、しずく型のおたまは不便の代表格らしいよ
右利きでは気がつかない、ちょっとした物ですが、猛烈に不便だったりするようです。
その子が健やかに育つ方が大事
どちらが利き手だろうと、その子の個性です。
持って生まれたものだから、それを認めてあげてもいいし、生活のしやすさを優先して矯正するのもいいと思います。
ただ、ストレスを溜め込むよりは、笑顔で過ごせる方を選んでほしいと思います。
我が家はそのまま生活をさせることを選びました。子どもがのびのびと成長してくることもが今は一番だと考えています。