大昔は海だった東松山
本物の化石発掘したい!これぞロマンだ!ということで行ってきました化石発掘体験。
結論から言うと「めっちゃワクワクして時間が全然足りない!もっと発掘させて!」という感じでした。
確実にまた行きます。
今回訪れたのは埼玉県東松山の化石と自然の体験館。
電車で行くと、最寄駅は東武東上線の高坂駅(池袋から50分ほど)となります。
駅からはバスやタクシーが必要になるので、行けるなら車がオススメです。
昔この辺りは海だったらしく、サメの歯がたくさん発見され、魅力を伝えるために作られた施設とのこと。
全国からオンラインで予約が可能。
平日は2回・土日祝は4回の開催となっていますが、最近は休日の予約はすぐに埋まってしまい、争奪戦となっている模様です。
体験料
小中学生:(市内)500円(市外)700円
一般:(市内)700円(市外)1,000円
- 体験/1回80分
- 定員20名
- 軍手は持参
小学生以上で入館できるんだって。付き添いの大人も予約が必要だよ。
実際の体験の流れ
施設を入るときに名前を伝え、体験料はを先払いします。
まずはこの土地の背景や、海だったときにどのような状況だったかを解説してくれます。
この時、何がよく発掘されるか、珍しいのはこんなものだよ、と教えてくれました。
ざるで漉して化石を見つける方法と、岩割りの2種類が体験できます。
化石はどのような特徴があるか、注意点など発掘作業に関する詳細の説明です。
ここまでで20〜25分ほど時間がかかりました。
いよいよ発掘開始です。
これかな?と思うものをお皿に避けて、同定窓口で先生に見てもらいます。
化石であれば、名前を添えて返却されました。
ただ市、珍しいものは持ち帰れない可能性があるとのこと。
可能な範囲で片付けをしてから、また着席。
何がいくつ発掘されたか、珍しいものは発見されたかなどを発表して終わります。
本物の化石発掘体験
体験道具を前にしての説明は長く感じましたが、ヘェ〜と勉強になることもありました。
そしていざ、発掘開始。
目の前のコンテナの砂利をざるに入れて、シャカシャカします。
砂は多く入れすぎないのがコツらしいよ
小学校低学年だと、なかなかの量ですよコレ。
2コンテナもできるんだろうか、と思いながら、普段にはないほど無になりました。
文字通り夢中で1コンテナを完了。
岩割りもしたいよねということで、屋外に併設されている岩割場へ。
ゴーグルとハンマー、あとはタガネという杭のような道具を借りました。
カンカンと力強い岩割り作業は、なんとも気分が良かったです。ストレス発散になったのかも…
なんか本格的で気分が上がる〜
気分とは裏腹に化石は思うように発見できず、また室内に戻りまたシャカシャカ。
「あと10分です」とカウントダウンも始まり、腕も疲労してくるけど、ラストスパートで頑張ります。
子どもの分も手伝っていたら、あっという間に終了してしまいました。
ずっとやっていられるわ、これ。
手が筋肉痛になりそうだし、首や目もとても疲れましたが、やりきった感。
ハァ〜とため息をつくと同時に、お片づけの合図あり、その後やっと座りました。
発掘できた化石は?
この日、実際に発見できたのは、サメの歯(アオザメやオオワニザメ)でした。
また、割り箸の切れっ端のような見た目のウニのトゲなども発見できました。
他の人は、ハリセンボンの骨なども見つけていたようです。
実際に発掘体験をしてみると、化石か石か、または鉱物なのかと不明なものもありました。
係りの人の助言もあるのですが、見逃しているものもあると思います。
本物に触れるという喜び
数多く発見される化石とはいえ、自分で発見できる喜びは大きいです。
世界に一つだけ、しかも大昔の生物が生きていた証を手にできる、貴重な体験ができました。
過去の時代に想いを馳せるなんて、贅沢な時間だった〜
本音を言うともう少し時間が長いといいな、と思いました。
お土産や、映えそうなフォトスポットもあり、楽しめる館内も良かったです。
遠方で行けないよ、という方は触れる図鑑シリーズが手軽でオススメです。
ミニチュア発掘セットは自宅で楽しめます
体験館の前にある石は、お土産に持ち帰ってもいいそうです。
磨くとまが玉になるようなので、削る自信がある方はぜひチャレンジしてみてください。
お手軽とはいえ本物を手にする喜びは大きなものです。
体験してみることで記憶にも残り、良い経験になりました。
近場でもうひと遊び
化石と自然体験館の近くには、こども動物自然公園があります。
クオッカやコアラもいて、広々した園内にはアスレチックもあるので、時間があれば立ち寄ってみてください。
都内からも近いので天気の良い週末など、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。