「カサンドラ症候群」言葉を見つけてホッとした
結婚して数年、様々な違和感が積み重なり、ある時、夫には何か障害があるのではないかと疑い始めた体験談を書いています。
まず、なぜこれを書こうと思ったか。
夫の困っている点を周囲に話しても「みんなそんなもんだよ。うちもさ〜…」と言われ、なかなか伝わらないので、人には話さなくなりました。
そんな日々の中、カサンドラ症候群(”Wikipedia”よりカサンドラ症候群とは)という言葉を知り「私はこれだ!」と思いました。
そしてホッとしたのを覚えています。
すぐさま本を読みました。カサンドラ症候群に関する内容を見て、確信に変わっていきました。
- どこも同じじゃない
- うちの夫はちょっと違う
この記事は、同じような状況にいる方に向け書いています。
きっと同じような思いをしている人がいるはずですから。
別居も経験し、現在は離婚を考えています。
少しでも多く収入を得るため、副業の基盤作りも始めました。
決して、診断された方を揶揄したり否定するものでもありませんので、そこはご了承ください。
少しでも明るい未来に歩き出せるようにしていきたいと思っています。
病院に行く気は無さそう
みなさんは、本人に何かの障害なのではと、言った事はありますか?
私は、はっきりと言ったことがあります。
しかし「失礼だ!」と言って当初は聞く耳も持って貰えませんでした。
受診をすすめても「お金がない、時間がない」と言って行く気はありません。
せめてカウンセリングでも受けたいのですが、引きずっていくわけにはいかないですよね。
オンラインでカウンセリングを受けられるサービスもあるので、今後はそういう場での相談も視野に入れています。

ですから実際は
妻から見てグレーゾーンにいる夫と自称カサンドラ症候群の妻
という事になります。
それでも誰も分かってくれない苦しさ、伝わらないもどかしさ、夫に対する怒りとも諦めとも言えない複雑な感情が、日常に散りばめられています。
みんなに言われること

じゃあ、なんで結婚したの?
とみんな口を揃えて言います。
みんなから見てもその通り優しい人なので、こんなに優しい人は今後出会わないかも、と思ったのは事実。
近所のパパさんからの評判も良く、家族ぐるみでお誘いを受けることも多いです。
「いい人だね」とみんな言います。
ようは、友達として時間を共有するには、とても優しく穏やかな人。
遊ぶ時間だけなら、違和感を感じることはほとんどありません。
結婚前の違和感
お付き合いしている段階でいくつか気になる点はありました。
- 金銭面→貯蓄がない
- 仕事→しっかりとした雇用状況にない
- 好きな土地の話をしているのに、実際はそこへ行ったことがない
- 大人数での会話時、終わっている話をずっと一人で話している
- 何事も知識が乏しい
- 一つのキーワードに対し、出てくる話が同じ
細かく言うともっとたくさん出てきます。
文字で書き出すと結婚に至らないでしょ?って思いますよね。
でもみんなと会話をしていると周囲が笑いながらツッコミを入れば逆に笑いにされてしまうのです。
お付き合いしている頃は、良い面を見ていました。
プロポーズもなく、親に言われ「じゃあこの日に入籍するか」程度の会話。
別々の生活をしているので気がつかない部分も多々あったのも事実です。

見抜けない私も未熟だったT_T
違和感にもっと向きあえばよかった
問題が出はじめたのは結婚後、そして大問題に発展したのは子どもが生まれてからです。

お金の問題に関しては夫婦関係での金銭問題を書いたこちらの記事に書いてあります。
結婚後の生活
結婚後もお互いに仕事で、夜の数時間だけ顔を会わせるような生活。
旅をしたり、友達と飲み行ったり、自由な生活をしていました。
婚約指輪はお金がない以前に、頭の中に出てきてないと思います。
話も出ませんでした。

せめて結婚指輪ぐらいは買って欲しいという女心もあったけど、自分も働いていたから、そんなカップルもいるだろうと思ってたよ
その後子どもに恵まれ、出産する事になりました。
生まれたての我が子に向けた、驚きの言葉
20時間の陣痛を経験し、やっと出産した直後。
夫から生涯忘れられない言葉を言われました。

夫はこの世に生まれて数十秒の生まれたての我が子に向かって

本当に俺の子か?
まさかの発言。
普通は言わないであろう言葉を、平然と言い放ちました。
びっくりですよね。
私は怒りを通り越して唖然としました。
どんな理由があったとしても、口に出さないのが一般的な感覚だと思います。
そこからいよいよ、大きな違和感と彼に対する不信感が出てきました。
感覚は人それぞれですが、人が傷つくことを平気で言います。
彼に対し「普通はさ」とか「一般的には」という言葉を使うことが増えていきました。
引越しをきっかけに貯蓄がどんどん減る生活に
夫は転職をし出産の直前に引越しをしました。
この時も引越しのお金などは、全て私が出しています。
転職先は超ブラック、長時間労働、月給がアルバイト程度、ボーナスもないような会社。
必然的に、私の貯蓄を切りくずす生活が始まります。
自分の税金、スマホ代、保険代、美容代を全部自分で払っていました。
知り合いもいない見知らぬ土地。
しかも新生児を抱え、自分の貯蓄がどんどん減っていく状況に耐えかねて、夫に転職をしてくれと頼み続けました。
崩壊の始まり
転職することを望んでも、世間体があると仕事を続け、結局1年半ほどブラック企業で働きました。
私はというと保育園応募で落ちてしまい、働きに出ることができません。
- お金があるうちに転職してください
- 働けない状況で、貯めてきた貯蓄がなくなるのは辛い
ずっと言い続けてきました。
でも全て、受け入れられることはなく、
- 今は仕方ない
- いつか転職する
- 俺も頑張っている
- 仕事が忙しい
- 休日は育児で転職活動できない
- お金はいつか返すから
と言い続けられ、結局二人の貯蓄は0になり残るは私の預金のみ。
問題を先送り・言葉だけでその場しのぎ・行動はしない
この繰り返しでした。
毎月数万円を切り崩しながら、出産祝いのご祝儀や、子ども手当もフル活用していました

問題が伝わっていない
欲しい物が買えない、たまの外食もできない。
自分の貯蓄が減っているのに、夫は心配もしてくれないし、行動も全くしない。
子育てでも追い詰められてきた私は、とうとう感情を爆発させました。

- 言葉ばかりで、行動しないのは困る!
- お金のことをどうするか、本気で考えて!
- マイナスの家計で生活しているのは私の預金を切り崩しているからでしょ!
- 私は働きにでられないのに、貯金がどんどん減っていくのはつらすぎる!
- このお給料ではやっていけないので転職して!
するとまた夫は衝撃の言葉を発しました。

もっと大変そうにしてくれないと分からなかった。
苦しいのを見せ合うのが夫婦だろ。
散々伝えていたのに、わからないと言われたのです。
愕然としました。
そして、その時から私の何かが崩れました。